流動性提供とTGE

7. 流動性提供とTGE

7.1 流動性準備金の積立

本章では、TGE(Token Generation Event)実施とDEX流動性提供のためのメカニズムについて詳述します。持続可能なトークンローンチを実現するため、ゲーム売上からの段階的積立により準備金を構築します。

健全なトークンエコノミーの開始には十分な初期流動性が不可欠です。ユニスタでは、ゲーム売上からの体系的な積立により、外部資金に依存しない自立的な流動性準備を実現します。

7.1.1 積立ルール

売上規模別積立率:

月間売上
積立率
積立額計算例

0 - 300万円

10%

200万円売上 → 20万円積立

300万円超過分

20%

500万円売上 → 20万円 + 60万円 = 80万円積立

例:月間売上400万円の場合

積立額 = 300万円 × 10% + 100万円 × 20% = 30万円 + 20万円 = 50万円

7.1.2 TGE実施条件

実施トリガー: 積立金が3,000,000円に到達した時点

この金額は以下の条件を満たすよう設定されています:

  • 初期LP提供に必要な最低流動性の確保

  • Airdrop配布分への適切な出口流動性の提供

7.2 DEX選定と設定(TGE時の状況により最適なDEXを選定。以下は現在の想定。)

7.2.1 対象DEX

プライマリLP:Uniswap v3 (Polygon)

選定理由:

  • Polygon上の最大流動性

  • v3の資本効率性

  • 豊富な統合実績

7.2.2 流動性プール設定

取引ペア: USC/USDT

7.2.3 LP配分戦略

プライマリLP(Uniswap): 100% (約2,100,000円相当)

セカンダリLP(未定): 30% (約900,000円相当)

下記を目的としてプライマリとセカンダリに配分:

  • メインストリームでの取引集中

  • 価格分散によるリスク軽減

  • アービトラージ機会の提供

7.3 TGE実行プロセス

7.3.1 実行段階

Phase 1: 準備(TGE-7日)

  • コントラクト監査完了確認

  • DEX統合テスト

  • コミュニティ告知

Phase 2: コントラクトデプロイ(TGE-3日)

  • USCトークンコントラクトデプロイ

  • 各種権限設定

  • セキュリティ最終確認

Phase 3: TGE実行(TGE日)

  • 初期LP投入

  • 取引開始

  • Airdrop第1回配布

Phase 4: 監視・調整(T+7日)

  • 価格動向監視

  • 流動性調整

  • 初期問題対応

7.4 初期価格設定

設定価格: 1.0円(1 USC = 1 円)

根拠:

  • USC→USP変換の基本レートとの整合性

  • プレイヤーにとって理解しやすい価格

  • 段階的プレミアムシステムとの連動性

7.5 長期流動性戦略

7.5.1 継続的流動性供給

80/10/10ルールの「Buy-back & LP再注入(10%)」により、継続的な流動性改善を実現:

  • 定期的なLP追加

  • 価格レンジの最適化

7.5.2 CEXへの上場

CEX上場: 将来的にエコシステムが拡大した場合は中央集権取引所(CEX)での取引開始も視野

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